のんびり屋さんのお片付け10ヶ条

1.しんどい時は(先に)寝る

片づけというのはとっても疲れます。体力だけでなく精神力も必要です。疲れた状態で始めてしまうとうまくいかないんですね。

全部出してさあやろう!と思ったはいいけど途中で力尽きてしまって結局そのまま戻してしまう…なんてことになると、「やっぱり私はだめなんだ…」と自分を責めてしまう。違います。疲れているからできないだけです。まずは体力とやる気がみなぎるまで寝ましょう。

2.疲れるほどがんばらない

たくさん寝て、体力も気力もみなぎっているときに片付けをやってみましょう。

でもいきなり疲れるほど頑張っては次に続きません。

どこからやるか。まずは①毎日使うところ②小さい範囲③ネガティブな感情が出ないところ からやってみましょう。

  • 毎日使うところからする→効果が次の日から実感できる
  • 小さな範囲→で疲れる前に終わる
  • ネガティブな感情が出ないところ→例えば仕事道具を見ると仕事を思い出す、キッチンに立つとご飯作らなきゃ…と思ってしまう。 最初の片付けで感じてほしいのは達成感とメリットです。片づけている最中も楽しいのがベスト!

人それぞれですが…例えばお財布。化粧ポーチ。筆箱の中。など手軽にできてネガティブ感情が湧かない場所を探してください

3.自分のためになる…と思うことだけする

家中に片付けたいところはたくさんあります。特に家族がいると共有の場所、それぞれの部屋にも気になる場所がたくさんあるでしょう。

 でも基本的に片づけて自分のためになる場所、だけ片づければOKです。まずは人のことは目をつぶりましょう。人のことは変えられませんが、自分が変わると周りの人が変わることはあります。まずは自分が変わることに集中です!

4.一気にやろうとしない

片づけはダイエットに似ているとよく言われます。

一気にやると疲れます。一気にモノを減らすとリバウンドします。気持ちの良い範囲で、体も疲れない範囲で気長にやりましょう。やらなければ何も変わりませんが少しずつでもコツコツやれば1年後、3年後には違う環境に変わっています。それで充分です。

5.かたづけは無料奉仕ではないと家族に認識してもらう

主婦の方も、お勤めの方も、子育て中のママも、学生さんも。みんな、忙しいのです。かたづけだけに時間と労力をかける暇はありません。なのになんだか「当たり前」だと思われている。だから「やらねばならない」と思ってしまうし「やれない私はダメ」と思ってしまうことがあるのではないでしょうか。

特に家族との共用部分の片付けは、きちんと「片づけたよ!大変だったよ!」と伝えましょう。「3時間かかったよ。もし三田さんに頼んだら5000円×3時間で15000円だよ!それを1人でやったよ。」と言ってやってください。実際整理収納サービスにお願いしたらそれだけ、それ以上にお金がかかるのです。片付けは頭も使うし体も使うし大変な仕事なのです。無料奉仕ではありません。

6.お片付けによって起こったメリットを味わう

家の片付けをしたところで。「15000円分がんばったよ!」と家族に宣言したところで。実際にお金はもらえません。感謝の言葉もないとやっていられない…と感じるかもしれません。でも、ちゃんとメリットがあるんです。片付けにおけるメリットは主に3つと言われています。

  • 時間のゆとり
  • お金のゆとり
  • 気持ちのゆとり

自分が毎日使うところから、自分にメリットのある所から片づけを続けたら、感じるはずです。探し物が減り、時間のゆとりができたり。無駄買いがなくなったり。気持ちがすっきりしたり穏やかになったり。

それは自分へのご褒美なのでしっかり味わいましょう。

7.人と比べない

マイペースで片付けを進めて少しづつキレイになってきた!でもSNSや雑誌を見ると、もっと片付いている家を発見…同じ年の子どもがいるのに…フルタイムで働いているのに…なんでわたしの家より片付いているの?

 あまりネガティブな方向に考えてしまうなら見るのを辞めましょう。わたしも風水や片付けを仕事にしているので、片付いた家の写真をよくアップしますが、それは載せるために撮った写真です。

のんびり屋さんのお片付け リビング

 例えばこの写真。子どもたちが学校にいったあと、掃除洗濯リスのお世話…と2時間ほどのルーティーンを終えたあとの写真です。カメラを構えた時、変なものがうつったらのけます。

 考えてみてください。ここに朝は子どもたちや夫がいて、食べかけや食べ終わった食器があり、学校にもっていく水筒がテーブルにあり、ランドセルやリュックが椅子においてあり。子どもたちがソファに座ってTVを観ている。それが日常のリアルです。

 それこそが幸せな風景です。SNSの写真って案外みんなそんなものですよ!

そんなモノと比べないで、以前の自分と比べましょう。どうでしょう。少しずつ穏やかな時間が持てるようになりましたか?幸せを感じる時間をもてていますか?
大事なことはすべて自分の中に答えがあります。

8.がんばったら自分にご褒美をあげる

何度もいいますが、片付けって大変なんです。体力も気力も使うし、時には自分と向き合ってこれは本当に必要なモノなのだろうか…と自問自答し、えいっと決断をすることもあります。それを知っているのは自分だけです。棚の一か所がきれいになっていたって家族は気づきません。だから自分で自分にご褒美をあげます。

 わたしよくやるのは12分の無重力マッサージ、スタバでお茶。コンビニスイーツ。かわいいものです。だって家事代行サービスに頼んだら何万円…なのですから。

9.すこしずつ好きなモノの買い替える

なぜでしょう。家のモノにお金をかけることにとても遠慮していました。家を整えることに昔から興味がありました。新婚当初は、お誕生日のたびに鍋とか包丁とか、裁縫箱とか。色気のないものをリクエストしていました。そうやって少しづつ集めた好きなモノたちは今でも健在だったり、同じモノをもう一度買い替えたりしてお気に入りのままです。やはり、いいものはいい。好きなモノに間違いはない、と結婚15年で実感しております。

今は100円ショップでなんでもそろう時代。安く買って簡単に買い替えればいい、とお考えの方もいるでしょう。もちろん!100円ショップにも良いものがたくさんありますね。でも、少しお値段は高いけれどいいモノを大事に長く使うことも結局は節約だと考えます。特に毎日使うモノは使い勝手や気分も含めるとお値段以上の価値があると私は思っています。

例えば、3000円のお気に入りのコーヒーカップで365日コーヒーを飲む。1日あたり8円です。幸せな気分がプラス8円で買えると考えるとお安い。

例えばソファは…お手入れして10年使えるとしたら。毎日座った時に幸せな気持ちにさせてくれる…いったいどれほどの価値があるだろう。

なんだか保険のCMみたいですが、そのように考えると家のモノすべてがどんな気持ちを与えてくれるかがお値段以上の判断基準になっていきます。価値観は人それぞれです。自分に、幸せな気持ちをプラスしてくれる、好きなモノを少しずつ買い替えて。大変な毎日がすこしでも楽しくなりますように。

10.人のテリトリーは人にまかせる

ご家族と一緒にお住まいの方は、価値観の違いに悩まれる方が多いのではないでしょうか。とくに自分のテリトリーが片付いてくると、今度は人のことが気になる…それは当然のことでしょう。

 わたしは風水片付けもやっておりますので、子どもや夫の環境がとても気になります。でも、基本的には本人に任せています。

 夫はもともと几帳面で神経質の一歩手前くらいのお掃除好きなのでズボラでおおざっぱなわたしとしてはとても助かっているのですが、なんせモノをとても大事にする=捨てない人、です。もちろんわたしが片付けや風水をお仕事にしていることは応援してくれておりますが、わたしの講座は聞いたことがありませんし、聞くつもりもない感じです笑。それでいい、と思っています。価値観が違う相手と一緒に住んでいるということは、子どもたちにとっても、とても大事なことだと思います。世の中に出ると、価値観の違う人たちとたくさん出会い共同作業をします。そんな時、毎回相手を変えようと考えてしまってはお互いにしんどいでしょう。価値観が違っていいんです。相手もいい!自分もいい!で行きましょう。家族で練習しておくとスキルが上がりますよ。

 

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