2人の子どもが小さいころからずっとやってきた、リビング学習&リビング学習収納。息子が中1の夏休みついに卒業致しました。
リビングの物入クローゼットに収納していたランドセルや学用品、リビングの棚に作っていた塾テキスト置き場をすべて撤去。息子と娘の部屋にそれぞれもっていき収納しなおしました。
すっきりしたような、少し淋しいような…我が家のリビング学習卒業について書いておきます。どなたかの参考になれば幸いです。
リビング学習卒業 5つの理由
1.生活リズムが変わった
中学生になった息子。小学生の時と生活リズムが一変しました。朝の通学時間が遅くなり、小学生の妹より1時間ゆっくり出るようになりました。そして部活がはじまり、塾の時間も変更になり通塾の日は帰宅が夜遅くになりました。
今まで必ず一緒に食べていた夕飯も合わせるのが難しくなってきました。部活から帰宅後短時間で済ませ、30分後には塾へ…というような日もあり、『食べるのに時間がかかるから、塾の日は焼き魚はやめて!簡単に食べられるものにして』なんてリクエストも…結果的に、息子の夕飯だけ別時間に、時には別メニューになることも出てきました。
小学生と中学生。こんなに変化があるとは…慣れるまでわたしもあたふた。夕飯準備が間に合わなかったり、スケジュールを把握できていなかったり。
ようやく、息子もわたしも慣れてきたのが夏休みでした。
2.小学生妹とのズレ
前述のとおり、息子の生活リズムは一変しましたが、小学生の妹は今まで通りです。帰宅後一緒に食べていたおやつも。リビングでけんかしながらも一緒にしていた宿題も。その後の夕飯も…すべてにズレが生じました。
結果。妹がリビングで宿題をしているときに息子が夕飯だったり。息子が塾の宿題をしているときに、妹がユーチューブを見ていたり… お互いにイライラし、喧嘩が増え。それを聞いて私もイライラする…という悪循環に陥りました。
でも…息子も娘も何も悪くない。やるべきことをきちんとやって、あとの時間は好きにしていい…子どもにだってリラックスタイムは必要だ。とわかっていました。整理収納アドバイザーなのに、何にも解決できていない…なんとかしなければと思い始めました。
3.荷物・学習用品の激増
中学生になった息子。ものすごく大きな重いリュック形式のカバンに、教科書にノート、お弁当に水筒2本…大量の荷物を詰め込んで毎日出ていきます。背はとっくに抜かされましたが、横幅はわたしより細い息子…いつの間にそんな力がついたのか…さらに、教科数の増えた塾のテキストや参考書、ノートも激増。
我が家のリビング学習収納は小学生の時に作ったもの。ランドセルや学用品がうまく収まっていたのは小学生の分量だったからでした。
生活リズムが変わり、学校、部活、塾の両立が始まり。本当によく頑張っている息子。疲れているし、面倒くさい気持ちはわかる…
でも、学校から帰宅すると学校のバックと部活のリュックをリビングに放置…そのまま塾バックをもって塾へ。そして塾から帰宅すると塾バックをリビングに放置。結果3つの大きなカバンがリビングの床に…
注意すると、その時は『ごめんごめん』と収納にしまったり部屋に持っていったりするのですが、毎日繰り返される。
そして、学校のテキストと塾のテキストが混ざって置いてあったり、収納の中に横向きに積まれていることも多くなり。横向きに積んだテキストを全部確認しながら準備をしている姿も目撃。(これはかなり時間のロスです)『一度、ちゃんと整理しなさいよ…』と何度も言いましたが、『また今度。』と出かけてしまう。
片づける時間がない→ごちゃごちゃになる→よけいに準備に時間がかかる→ますますかたずける時間がない こんな悪循環になっているのが見ていて手に取るようにわかります。
これはもう、この収納自体に無理がある。息子と時間をとって、なんとかしなければ…と思いました。
4.部屋に籠ることが増えた
生活リズムがすっかり変わった息子。隙間時間にお友達とオンラインでゲームをしたり、仮眠したり、漫画を読んだり。部屋に籠る時間が増えてきました。
さらに、その合間に塾の宿題をすることもあり、今までなかった部屋で勉強する時間もできてきました。
これはもしや…部屋に勉強道具をまとめたほうが効率がいいのでは?と思い始めました。
5.自己責任でやれるようになった
小さいころからわたしの目の届くところで公文の宿題をしたり、学校の宿題をしたりしていた子どもたち。わからなくてぐずる…質問してくる、ということはありましたが、『宿題をしない』という選択肢はないタイプでした。そこは親として、楽だったと思います。
とにかく自分の意志で『やらなければならないことはやるタイプ』ということはわかっているので、『宿題やったの?』『宿題やりなさい!』と言わなくて大丈夫という信頼はしていました。(逆に言うと、やらなければならないと思うこと以上はやらない…タイプです。自主勉なんて全くしません。)
さらに、さすがにわからないからぐずる…なんてこともなくなった息子は自己責任のもと自室で勉強することができるようになった…と感じていました。
もう、リビング学習からは卒業しても大丈夫だな、と確信したわけです。
リビング学習卒業 5つの変化
1.生活リズムに合わせて行動しやすくなった
息子の夏休み。部活がある日、オフの日、塾がある日…それぞれのスケジュールの合わせて好きに行動しています。
今までは、リビングにいる間だけ勉強していたのですが、今は隙間時間にうまくやっているようです。
リビング学習(とくに我が家はダイニングテーブルでの学習)は、食事の時間やほかの家族が何かしている時間との折り合いをつけないといけませんでしたが、自室だと自由です。
これは夏休みなど長期休み、特にいいな、と思います。
2.妹とのけんかが減って わたしのイライラも減った
妹とダイニングテーブルの取り合いや、境界線でのいざこざ。テレビの取り合い…それに対するわたしのイライラや怒り、が解消されました。
小学生の妹は、部屋から学習用具をもってきて相変わらずダイニングテーブルで宿題をしています。終わったら、部屋に片づけに行きます。
いつもリビングにカバンがおきっぱなし。ダイニングテーブルに学用品が出しっぱなし…ということもなくなり、わたしのイライラも解消されました。
特に長期休暇はいつもリビングがちらかっていたのに…リビング学習卒業の、いい時期だったんだな、と思います。
3.学用品や荷物がまとまって、生活動線がよくなった
中学生になってモノが一気に増えた息子。リビングの収納だけには収まらなくなり、床にカバンを置いたり、塾のテキストが自室とリビングどちらにもあったり…結果的に行ったり来たりで動線が悪くなっていました。
自室にすべてまとめたことで、出かける準備や学習準備の動線がよくなり、時間がかからなくなりました。探し物の時間も減ったはずです。
4.部屋で勉強する習慣がついた
とりあえず、学用品すべて部屋に持った行きましたが、リビングで勉強するときはもってきてね!と言っていました。
結果的に、息子はほぼ、自室で勉強するようになりました。こんなに一気に変わるものだとは思っていませんでした。
自室のほうが集中できる、リビングにもってくるのが面倒くさい…などの理由かと思いますが。しばらくはリビングと自室、半々くらいかな?と思っていたので想定外でした。
本当に、時期が来ていたんだな…と思います。
5.ますます自己責任でやれるようになった
息子も娘も、自室にすべてのものをまとめたことで自分の持ち物を把握できるようになり。捨てる捨てない、整理する、そうじする、すべてが自己責任になりました。(わたしは自室については本人に任せています。ベースを整えたり、相談にはのりますが『捨てなさい』と強制はしません)
塾や学校の持ち物も、自室にまとめたことで『ママあれどこいった?』『あれ見なかった?』ということもなくなり。探し物も自己責任。
宿題の期限も、きちんと自分で考えてやっているようです。成長したもんですね。
リビング学習卒業して…母の感想
小さいころから夫の転勤で家族一緒に移動してきました。ジャカルタ渡航準備のために子どもとわたし3人で、小さな部屋で暮らしたこともありましたが、渡航後の7年間はこれでもかというくらい家族4人で一緒に過ごしてきました。
インドネシア、ジャカルタは日本のように治安がよくありませんので、子どもだけでどこかに行くことはありえません。家に子どもだけおいていくこともできません。なので、息子が小学5年生で日本に帰国するまで、ずっと家族で一緒にいるのが普通だったのです。買いもの、習い事、外食、旅行、家の中でも…
帰国して2年。わたしと買いものに行ってくれなくなり、道であっても手を振ってくれなくなり。少しずつ、友達との時間や一人の時間が増えていき。成長を感じていました。
そして息子が中学生になり、一気に家族で過ごす時間が減りました。一気に成長したなぁと思うと同時に、リビングで常に一緒に過ごした時間はとても貴重だったなぁと思います。永遠のようで、突然終わりが来るのですね。長かったリビング学習生活。今まで充分にやってきたので息子の卒業、気持ちよく祝福します。
娘の卒業はまだ少し先のようですが、今後もこどもの成長に合わせて収納を見直していきたいと思います。